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不動産投資の手法の変遷

かつて不動産投資の手法は、企業の遊休地や、資産家の所有している土地を担保に銀行から資金を調達し、オフィスビルやマンションや商業施設を建設して、テナントや家賃収入を得るというのが一般的な手法でした。おのずと限られた資産家や、企業しか活用できない手法でありました。土地や建物の収益価値を判断しながら家賃を設定するというような現在の評価方法が一般的ではなかった時代なので、安定的な利回りを求めるというような考えではなく、不動産の価値が増えていくことを前提に、売却益を大きく狙う事も視野に入れた、開発型の投資手法と言っていいでしょう。経済の発展と共に土地の価格が高騰していく発展途上国型の投資手法と言ってもよいでしょう。

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