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不動産投資手法の変遷

バブル期を過ぎた後の不動産投資手法は、バブル期に地方で見られたマンション投資の発展系です。利便性の高い都心のマンションに、一般のサラリーマンや中間層が、安定的な利回り収入を狙った投資を行うようになっていきました。ある程度の資産を持っていた人たちは、バブル期に株で痛い目にあったからではないでしょうか、安定的な手法に転換するにはいいタイミングだったかもしれません。まだまだ不動差投資を前提としたローンも発達していなかった頃ですから、銀行も住宅ローンで融資していたのではないでしょうか。長期低利の融資を受けて、当初は安定的に家賃収入を得ることが可能だったのではないかと思います。その後、物件や賃借人の管理の問題などがあり、リスクも顕在化してくると当初考えていたうまみも少なくなっていったように思います。

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